SCOPE GROUP Sustainability

第3回SDGs社内研修を行いました。「SDGsシアター&オンライン座談会でプラスチック汚染問題を考える」

スコープグループは2020年12⽉8⽇(火)、社員対象でSDGs社内研修「第3回サステナビリティ スキルアップセミナー」を開催しました。今回の研修は、映画の視聴を軸に、SDGsの知識を深めていく企画です。PART1で、映画「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」を視聴し、感想・疑問・これからのアクションアイデアなどを募り、PART2で、共同監督&プロデューサーの佐竹敦子さんをお招きしたオンライン座談会を開催して知識を深めました。

企画主旨

SDGsを学ぶ上で大切なことは、まず「事実」を知ること。そして、一人一人が『感じて考える』こと。そうすることで知識が自分の中に留まり、次の具体的なアクションへ移り、また知識を得て、という繰り返しで取り組みが長く続いていく、という想いのもと、ドキュメンタリー映画「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」を教材に研修プログラムを組み立てました。


PART1 映画上映会(オンライン視聴)

この映画は、ニューヨークのブルックリンで学校に通う5年生たちが、世界で抱えるプラスチック汚染問題を学び、彼らの視点でこの問題の根幹が何かを問いただし、解決に向かって自分たちのコミュニティーからアクションを広げていく2年間を追った長編ドキュメンタリーです。視聴者はプラスチック汚染問題の本質を学習し、また子どもたちの真っすぐなパワーに元気をもらうことができる映画です。この映画を通じて、多くの気づきや学び、そしてアクションへのモチベーションを得ることができました。最高の教材です!


PART2 オンライン座談会

ニューヨーク在住の佐竹敦子監督をお迎えしての座談会をオンラインで実施しました。佐竹監督は、ニューヨークを拠点とするNPO団体カフェテリアカルチャーにてメディアディレクターを務めながら、合衆国環境保護庁やニューヨーク市教育委員会とも密接に活動され、ビデオ制作と公立小中学校に出向いての環境教育を行われています。座談会では私たちの質問に大変多く答えていただきながら、マイクロプラスチックを取り巻く米国の最新情報もご教授いただきました。米国でも大きなムーブメントが動きだしている模様です。2021年には日本にも、プラスチック削減への大きな波が打ち寄せるのではないでしょうか?!


映画の今後の活動

次なる目標は、日本語吹き替え版の制作のようです。声優は子どもたち!一般公募でオーディションし、合格したら“プラスチック削減アンバサダー”として認定されるとのこと。制作プロセスそのものが啓発活動になる楽しい企画とお聞きしています。元気な子どもたちの声が待ち遠しい!


そして、私たちも!

“世界中でアクションを起こしてくれることを祈っています”
これは、映画の中で語られるニューヨークの子どもたちからのメッセージです。
このメッセージを真摯に受け止め、スコープグループは具体的なアクションの準備をはじめました。私たちのアクションは、また別の機会にご紹介したいと思います。


参加者の視聴感想

「小学生のパワーと学校の力は凄い!感動しました」
「衣類からもマイクロプラスチックが大量に出ていると初めて知って衝撃だった」
「2050年までに海中のプラスチックの重量が魚の重量を超えるという予測に、驚いた」
「マイクロプラスチックは海に出た途端に瞬時に有害物質がくっつく、それが51兆個も海にある、という衝撃の事実を知った」
「町中にあるゴミがどうやって海に移動するのかが理解できました」

上映後このように、さまざまな感想が社内外から寄せらせました。


◎映画「マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年」公式サイトはこちら≫ https://www.microplasticstory.org/