SCOPE GROUP Sustainability

Sustainable Runners vol.1 受賞ドギーバッグのデザインで伝えたいこと

「SDGsの課題は人として取り組んでいかなければいけないことだと思います。」アートディレクター戸口さやか

サステナビリティを実践するスコープグループ社員を紹介するSustainable Runners。記念すべきvol.1は『NEWドギーバッグアイデアコンテスト』にて、見事にパッケージ部門絵柄デザインで「奨励賞」を受賞した戸口さやかさんをピックアップ。受賞作品への想いやサステナブルな取り組みを紹介します。

【NEWドギーバッグアイデアコンテスト】

主催は環境省、消費者庁、農林水産省、また福島県と群馬県が協力しての初開催です。ネーミングの部とパッケージデザインの部があり、応募総数は2723点でした。ドギーバッグは食べ残した料理を持ち帰るための容器のことです。名前の由来は米国などでの食文化で、家で待つ愛犬にも分けてあげると(言い訳して)持ち帰ったことからと言われています。まだ食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)の削減に向けて、日本でもドギーバッグの利用が広まるように、日本文化に合った新しいネーミングとパッケージデザインのアイデアの募集が行われました。

戸口さやかさんの作品は、パッケージデザイン部門での絵柄デザインで「奨励賞」を受賞。作品名は「ぺろりボックス」。審査では「カラフルでポップな楽しさを感じるデザイン。名前との相性もいい。」とのコメントを頂いています。

【Interview】

Q:グループ社内で自由参加でしたね。戸口さんが所属する部でも多数参加していますが、戸口さんの参加のきっかけはなんでしょうか?

部の先輩たちが以前からSDGs活動をやっていて、この応募に誘われたのがきっかけです。先輩たちおすすめのSDGsに関する見やすいサイトを共有してもらったり、話し合ったり、下調べもしながら気軽な気持ちで始めました。

Q:「ぺろりボックス」絵柄デザインの表現コンセプトをおしえてください。

世界に通じる日本語として「かわいい」や「もったいない」などがあります。平らげる、完食することを意味する「ぺろり」という言葉も、来日者を始め広く海外の方にも親しまれてその行動が広まることを願い「PERORi BOX(ぺろりボックス)」というネーミングにして箱にも入れています。すれ違う人が手に持っている、公園のベンチに置かれている、SNSでアップされている、あらゆる場面で目についたら、「なんだろう?」と気になる存在を目指しました。一度見たら忘れがたい「ぺろりボックス」というへんてこで可愛らしいネーミング、一瞬で目に留まる鮮やかな配色で存在感を出し、お持ち帰り後の「うっかり持ち帰ったことを忘れていた!」も防止します。箱の側面は、加工される前の生物本来の姿と格子柄で構成することで、「食品」を食べているのではなく「命」を頂いていること、生物の成り立ちや命の繋がりを表現しています。

Q:生物の成り立ちや命の繋がりの表現とは?

何百万種といる地球上の生物は奇跡ともいえる偶然のバランスの上で存在しています。それらが実現している奇跡があり、その貴重な命をいただいているということを改めて伝えるものにしたいと思いました。スーパーなどで売られている切り身と本来の姿が結びついていない子どもたちもいると聞いています。加工された姿ではなく本来の鶏や魚の姿を描き、それらを格子柄で繋げることで命の繋がりや、一つでも失われればバランスは保てないことを表しています。

Q:応募を機に改めて知ったことはありますか?

食品ロスの具体的な廃棄量や、ドギーバッグ普及委員会という団体があることを調べていて知りました。これまであまり目にしたことはなかったですがドギーバッグを導入し始めている企業も少しずつ出てきていることも知りました。

Q:デザインワークでサステナブルな視点は特にあるのでしょうか?

スコープから近日リリース予定の食品ロス削減アプリ第2弾のロゴを制作しましたが、デザインテーマがサステナブルであってもそうじゃなくてもデザインを考える上でやることは同じで、そこに特別性はないかなと思います。

Q:会社でのサステナブルな活動はありますか?

コンテスト応募に誘ってくれた先輩たちがサステナブルテーマに積極的に取り組んでいて、私も参加しています。今、食品ロス関連の課題に取り組んでいますがまだ構想段階なので、具体的に実現されるといいなと思っています。

Q:日々過ごす中で「意識が変わった」ことはありますか?

SDGs関係の『情報』を読むようになりました。社内のSDGs図書コーナーの本を借りて読むこともあります。最近、Facebook上で「ヴィーガン生活を始めて〇年経つ」という知人の発信があって、以前だったら見向きもしていなかったと思いますが、気候変動のことに触れていたので興味がわいて読みました。畜産が気候変動に大きく影響を及ぼしている事実に衝動を受けて、ほかの関連情報もいろいろ読み、スーパーで肉を購入する時になんとなく違和感を持つようになりました。

Q:生活の中でのサステナブルな「行動」は何かありますか?

ペットボトル飲料を買う頻度がかなり減りました。でもまだ会社でマイボトルを使っていなくて、買わない=飲んでいない状態なので、社内でマイボトルを持ち歩いている人も多いし私も始めようと思っています。あと、マイバッグはスーパーに行く時に必ず持っていきます。また、以前友人に「SDGsって知ってる?」と聞いたことがあります。話の流れにきっかけがあってふと聞いたのですがSDGsという言葉を知りませんでした。まだまだよく知らずに意識を持てていない人も多いのかなと感じました。

Q:会社方針下での活動も多いですが、離れての意識や行動はどうでしょうか?

会社に所属しているからというやらされ感や無理やり感は全く無いです。SDGsの課題は、人として取り組んでいかなければいけないことだと思います。

Q:最後に、今後のドギーバッグの普及についての展望を聞かせてください。

コンテストで入賞した作品をさらに改良して完成形にし、世の中に普及させることができたらいいなと思います。福島県は受賞作品を実製作して配布するそうですが、各省庁もぜひ動きを止めないでほしいです。

【Impression】

いろいろな思いをお話しいただきました。戸口さやかさんは数々のサステナブルな取り組みで、常に丁寧に考え、さまざまな立場の人の心中にすっと入っていくような、非常に共感性の高いクリエイティブを実践しています。SDGsの達成に向けたコミュニケーションには欠かせない要素だと思います。私たちグループ社員にとっても心強く頼もしい存在だと確信しました。

◎コンテスト結果発表ページはこちら≫

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